2015年12月21日月曜日

12月の土曜授業&就学児学校体験を行いました。

12日の土曜授業にて、4年生の国語の単元「手と心で読む」の発展学習として、
東京盲ろう者友の会の方々や通訳・介助者の方々にお越しいただき、
盲ろうの方々の日常生活における苦労や
盲ろう者に対してコミュニケーションや情報入手に関する支援をしたり
移動介助を行う通訳・介助者の仕事についての話を聞きました。

盲ろうの方々と初めて接する子どもが多く、
最初はちょっと緊張気味でした。

盲ろうの方々を介助する際の立ち位置など
クイズ形式で勉強させていただきました。

色ごとに突起の形状が違うルービックキューブ
を用いて、アッという間に6面を完成させた時には
子どもたちも大歓声で答えていました。

日本全国の視覚、聴覚に障害を持っている方々やその両方の
盲ろうの方々の人数を説明していただきました。
多くの方が不自由な生活に直面している中で、私たちや子どもたちが
できることは何だろうと、考えさせられる場面でありました。

子どもたちも目と耳をふさいで点字ブロックを歩行する体験をしました。

点字の読み方も教えていただきました。「アイウエオ」の母音の点字が
基本となることを教えていただきました。

数はまだ少ないですがケチャップとマヨネーズなど、その
形状が似た品物にも点字がついているものがあるそうです。
子どもたちが大きくなった時には、ぜひこのような点字表記の
ものが増えているといいですね!

ほかにも、6年生は桃五小地域の消防団の方々にご協力をいただき、
AED体験を行いました。

消防団の方々の指導のもと、自分たちでAEDの使い方を
学んでいました。

声かけなど最初は恥ずかしがっていた様子でしたが、
最後には消防団の方に褒められるほど真剣に取り組んでいました。

また、今年度から新たな取り組みとして桃五小と交流のある
近隣の幼稚園、保育園の園児を対象とした就学時学校体験を行い、
学校のサポートができればとの思いから、
支援本部にて学校体験のサポートをさせていただきました。

初めての小学校にお子さんや保護者の方も
ドキドキな感じです。

引率の先生に連れられて学校探検です。
初めて見る学校の図書館にワクワクしていました。

校長先生から保護者の方への学校説明です。
皆さん真剣に耳を傾けていただきました。

AED体験や盲ろう者や通訳、介助者の方々とのふれあいなど、
子どもたちにとって普段はなかなか体験することがない貴重な体験を行うことで、
相手を助ける事や思いやる気持ちが育まれていく
桃五っ子になってもらえればと思います。

最後に、本日ご協力いただいたサポーターの方々はじめ支援本部の皆さん
ありがとうございました。