公開授業や公開さいえんすタイムの他、
体育館にて研究発表会と講演会が行われました。
研究発表会では、桃五小の理科教育の取組が
丁寧に説明されました。
校長先生に続き、研究推進委員長の先生、各学年の先生、学校司書の先生などから説明がありました。 |
当日配られた『たね型メーヴェ』(浮いて飛ぶグライダー)の実演 |
『アルソミトラのたね型メーヴェ』 |
当日は体育館内にも授業の様子を紹介する展示がされました。 |
中瀬中学の先生にご協力頂いての発電の仕組みの学習は
本来中学の内容も含んでいるのですが、習ったことから考察が出来るようになると
少しでも中学の理科に興味が持てるようになる、というお話がありました。
先生方が明確な意識を持って、学年ごとに事前によく話し合い、
児童の反応を予想し、確かめながら、思考を大切にする、というお話から
桃五小の先生方の熱い思いが伝わってきました。
授業だけでなく、学校図書館や掲示物の工夫、おやじの会との連携という環境作りを
整えることで、校内環境が向上するというお話に納得でした。
年間を通じて桃五小の理科教育に関わってくださっていた
杉並区教育委員会指導主事の先生から講評をいただきました。
また、杉並区教育委員会教育長の先生による講演もありました。
『学びのリアリティの回復を目指して LIFE IN SCIENCE(科学の中の生活)から
SCIENCE IN LIFE(生活の中の科学)へ』というテーマでした。
なぜ理科ばなれが進んだか、という切り口から始まり、
都市化・市街地化が進み家族構成の変化やPCなどの登場により
生産者としてより消費者として今あるものを使いこなす方が楽になってしまった
今の時代に、生活の中から消えてしまったもの・見えなくなってしまったものを
もう一度表に出していくのが学校の役割、というお話には
その場にいらしたみなさんが賛同されたのではないでしょうか。
会場は熱意のある教育関係者のみなさん真剣なまなざしで話を聞いていました。 |
大変すばらしい研究発表会でした。
これからも、楽しい授業が展開されて
ももごっ子が理科大好き、学校大好きになってくれることを願っています。
先生方、関係のみなさま、本当にお疲れ様でした。