来年に迫るオリンピック・パラリンピックを身近に感じられる授業として、雪のちらつく2月、ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した 千田 健太さんと杉並区フェンシングクラブの方々が桃五小にやってきました。
2時間目に1~3年生、3時間目に4~6年生と2回の授業が行われました。
小学校の時はサッカーをやっていて、将来の夢はサッカー選手だったという千田さんは陸上なども経験し最終的にフェンシングとの出会ったのは中学1年生だったそうです。
そして、フェンシングを始めると試合中の駆け引きの面白さにとりつかれ夢中になっていきました。
オリンピックに向かう道は必ずしも順調ではなかったという千田さん、何か困難にあたるたび軌道修正していったそうです。とても努力家ですね!また、その時、周りの人たちと協力し諦めずに進んでいくことがとても大切だったとおっしゃっていました。
これから子供たちが沢山の事に興味を持つと思いますが、向いている・向いていないにこだわらず、どんどん頑張ってチャレンジしてほしい!と子供たちにエールを送ってくださいました。
お話の後は現役の近野選手とのデモンストレーションです。
そして、次は子供たちのフェンシング体験です。
各学年1名の代表者が壇上に上がり、千田選手と一本勝負で試合をしました。会場みんなの声援をうけ、代表の子供たちは全員千田さんから一本を取ることができました。
最後は質問タイム
剣は痛くないのですか? | 見た目より柔らかく、全然痛くないです。 |
決勝まで勝つための秘訣はなんですか | 相手を知ることです。またチームメイトと協力し合うことです。 |
国内でこの人にはかなわないと思った選手はいますか | 最初は誰にも勝てなかった。けれど、たくさん練習して、代表選手になったときは勝ったり負けたり。仲間やライバルは大切に思うけれど、特にかなわないという選手は思いつきません。 |
子供のころ、選手のころ、現在の夢はなんですか? | 子供のころはサッカーの選手、選手のころは金メダル、そして、現在はJOCアスリート委員としてスポーツを側面から支えたり未来のアスリートを育てる為に、スポーツを通して学んできた事を多くの子供たちに伝える事です。 |
など、一つ一つの質問に丁寧に答えてくださいました。
考えることが大好きで、また努力家で誠実な千田さんの人柄があふれた授業は子供たちの貴重な体験となったことでしょう。
この日は、学校公開でもありましたので、多くの保護者の方々が後ろでご覧になっていました。