2014年11月20日木曜日

盲ろうの方から学ぼう(4年・総合)

桃五小では、4年生の国語の単元『手と心で読む』の単元の発展学習として
東京盲ろう者友の会の方々や通訳・介助者の方々にお越しいただいています。
今年もお話をうかがいながら楽しい授業を行いました。
(昨年の授業の様子はこちら

先生からお越しいただいた方々の紹介がありました。

授業の前に配られた『指文字表』

こちらは『指点字表』
子どもの頃は耳が聞こえなかったけれど、まだ見る事は出来たというお2人。
小学校時代の話や、会社に入ってからのお話をしていただきました。
「体育の時にボールを見失うことがあっても、他の子が拾って投げ返してくれた。」

「ろう学校が近くになかったので、学校まで1時間かかった。」
見ることも聞くこともできない人にとっては、外出することも簡単ではありません。
点字ブロックがあれば杖で探って歩くことが出来ます。

「点字ブロックはだいじな道しるべ。この上に自転車があると困ります。」
 一緒に歩いてくれる人がいたらもっと安心です。
「介助をするときは白杖を持つ手と反対側に。」
見えなくても、ちょっとした工夫があるものを使えば、できるようになることもあります。
得意のルービックキューブ

3分で出来ました。


触読式時計を使えば、触ったり振動で時間を確かめられます。左は一見ふつうの時計ですがふたを開けて触ります。 また、右は振動の回数で時間を知ることが出来る時計です。


目の前にいても見えないのでわからないし、声が聞こえないのでふつうの挨拶の仕方では
伝わりません。 盲ろうの人の手に直接語りかけることが挨拶になります。
 
自分の名前を指点字で伝えます。
 
通訳・介助者さんがていねいに教えてくださいました。

友達同士で手話をやってみる子も。


身体に不自由な部分があるために生活に不便を感じている人は
わたしたちの町にも住んでいます。
生まれた時からそうだった人もいれば、病気や事故で
そういう状況になった人もいます。
特別なことではなく、誰にでもそうなることがあるかもしれません。
どうしたら不便な思いを少しでも減らして暮らせるようになるか
この町に暮らす人みんなで考えていきたいですね。